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ひっそりと姿を消した名作。
DATA
■設計:Antonin RAYMOND (アントニン・レーモンド)
■所在地:東京都杉並区善福寺2
 (※現存せず)
■用途:体育館
■竣工:1924年(2009年解体)
■規模:
■構造:

■関連ページ:東京女子大学礼拝堂
体育館といっても、バスケットコート1つ確保するのがやっとという小規模なものだ。アリーナに隣接した附室には暖炉が備わっていたというから、おそらく設計当初からスポーツをガンガンやるというよりは、社交場としての利用が想定されていたのだろう。

文字通りの体育館としては現代の使用に耐えないものの、逆に、こぢんまりとヒューマンスケールに納まった空間の魅力は大きい。訪問時には学園祭の一環でダンスの発表会が行われていたが、そのようにダンスホールとするのもいいし、講堂に改装してもいい。商業的な利用もできたはずだ。

どのような事情があったのか、部外者が口を挟むべきではないかもしれないが、リノベでなく解体に向かった判断は残念でならない。自由学園のケースは奇跡としても、アカデミズムを体現する場として、もう少し考える余地はあったのではないかと思う。
東京女子大学旧体育館 (現存せず)
Former Gymnasium of Tokyo Woman's Christian Univ.
学園祭の日に礼拝堂目当てで訪問した際に、たまたま見つけたのがこの旧体育館。全く予備知識は無かったが、”名建築オーラ”を放っており、中に入ってみると小品ながら見応えのある空間が広がっていた。残念ながら2009年にこの体育館は解体されてしまったので現在見ることはできないが、記録という意味でも写真を載せておこうと思う。

#1:ほとんど手を加えられた跡が見られず、大正時代の面影をよく留めていた。右側の一段高くなったレベルがGL。

#2:外観。とても体育館には見えない小ささだ。アリーナが地中に埋まっているために全体の高さは低く抑えられている。
[参考文献・サイト]
1) 東京女子大学サイト

[行き方ガイド]
JR西荻窪駅から徒歩12分。西荻窪駅から東京女子大を経由して吉祥寺駅に向かうバスがあるので利用すると楽。
作成:2009/11/22 最終更新:2009/11/22
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:NikonD90
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