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バブルの象徴が静かに消える。 |
本作は80年代の丹下事務所の代表作と言って差し支えない。この頃の丹下事務所は、60年代の神がかり的な造形美が影を潜め、徐々に”大味な建築”を連発するようになっていくが、本作は”大味”ながらもまだ鑑賞に耐える。(90年代の東京都庁舎や国連大学になると大味すぎて全く好きになれない) 外観上の特徴は雁行配置(ぐねぐね曲がっている)だ。こうすることでどの客室も角部屋となり、広い眺望を確保できる。 雁行パターンはインテリアにも及び、あらゆる場所に顔を出してくる。 近年のホテル業界の業績は芳しくなく、東京ではホテルにオフィスを併設させて、オフィスからの賃料収入によってホテルを維持するというパターンが増えている。赤坂プリンスもまさにそのパターンを狙って建て替えるようだ。そして皮肉にも新館より遙かに古い旧館は取り壊されずに保存されるという。 |
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グランドプリンスホテル赤坂新館 Grand Prince Hotel Akasaka |
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[行き方ガイド]
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