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ドイツ インデックス | ポツダム広場 インデックス
DEBIS Haus
am Potsdamer Platz
デビス本社
DATA
■設計:Renzo PIANO (レンゾ・ピアノ)
■所在地:Reichpietschufer, Eichhornstrasse , Berlin-Tiergarten , Germany
■用途:オフィス、ショウルーム
■構造:
■延床面積:46,000平米
■竣工:1997年
ダイムラー・クライスラーの本社ビルです。ダイムラーシティの全体設計を担当したレンゾ・ピアノによる設計です。
一階部に設けられたアーケード、暖色のテラコッタタイルなど、周辺の建物とほぼ完全に統一されています。

ドイツで新規に建てられる他のオフィスビルと同様、環境への配慮(らしきこと)も伺えます。ドイツでは外光確保のため、オフィスなど居室の奥行きが窓面から6m程度で規制されるのだそうで、これに対応するために建物を薄くするか中庭をつくることになります。最近ではアトリウムが大流行しているようです。
この建物でも平面計画では中央部にアトリウムが設置されエネルギー消費削減に一役買っています。
また、高層棟の西および南側(左の写真)はダブルスキン構成として日射コントロール・自然換気が可能となっています。
ダブルスキンということで外壁が二枚あります。外側は、12ミリ合わせガラスが下見板状に重ねられ、温度センサーによってコントロールされるモーターで70度まで開き、内側は、複層ガラスのサッシを手動で開閉することになっています。さらに、内外ファサード間にはブラインドがあって日差しを遮ることができます。1年のうち約6割の期間は自然換気が可能だということです。
まあ、もともと北海道並に涼しいところなので夏の暑さというよりは冬の寒さ対策だろうと思います。

ダブルスキンはデビス本社やソニーセンターをはじめとして多くのオフィスビルで採用されています。ビル全体がガラスの箱にすっぽり収まったような印象で、見た目にも面白いです。


目の前にはビオトープ”風”な池(運河を引き込んだもの)が広がっています。その効果はともかく、身近な自然への意識を示すという意味があると思います。
ダイムラーシティの模型。左がデビス本社で右手前がフォルクス銀行。
両者の間の通りをまっすぐ進むとアルカーデン(ショッピングモール)があります。
ドイツ インデックス | ポツダム広場インデックス
作成 :2001/9/28
最終更新 :2001/10/1
作成者 : makoto (arch-hiroshima
使用カメラ :CanonPowerShotG1

註)固有名詞の表記は原則ドイツ語ですが、一部英語が混じっていることがあります。
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