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東京都 INDEX
「国際様式」だが異国情緒あふれる建物。
特にこの階段室は必見!
DATA
■設計:坂倉準三/坂倉建築研究所
 改修設計:みかんぐみ
■所在地:東京都新宿区市谷船河原町
■用途:教育施設、店舗
■竣工:1951年(昭和26年)
 ※1961年に増築、1994年に改修
■規模:延床2169m2(改修時)
■構造:SRC造+S造
付近の地図(mapion)
小さい写真はクリックすると拡大表示します。(※JavaScriptを使用しています)


神楽坂近く、堀端に建つフランス文化発信拠点。フランス語学校を中心に、図書室、映画館、ショップ、レストランを備えている。

設計はフランスつながりということなのか、坂倉準三が行っている。その後増築やリノベが重ねられているので、どこがどこまでオリジナルなのかは分からないが、ヒューマンスケールにおさまっているのと、リノベの質が高いので、居心地の良い空間に仕上がっている。館内表示は基本的にフランス語で、建具にも見慣れないものが多く(気のせいかもしれないけど)、欧州のユースホステルあたりと非常に似た空気を感じる。

さて、この建物最大の見せ場は何と言っても階段室だ。これほど気合いの入った階段室は(個人住宅は別として)東京でも屈指だろう。しかも二重螺旋なので二本ある。もともと旧館の3階は館長の住居であったため、通常用の階段とサービス用(女中が使う?)の階段を分けて二重にした…とどこかで読んだ気がするが定かではない。


周辺にこれといった建築はないので建築探訪コースには組み込みにくいが、館内のレストランは結構有名らしい(確かに訪問時も満席だった)ので、食事ついでに行ってみるといいだろう。
東京日仏学院
Institute of France-Japan / L'Institut Franco-Japonais de Tokyo

#1:堀の対岸から望遠で撮影

#2:円筒状なのが階段室。この中に二重螺旋の階段が仕込まれている。

#3:階段室見上げ
[行き方ガイド]
電車の場合:飯田橋駅から徒歩10分ほど。

[見学ガイド]
・開館時間: 月曜日 12:00〜20:00、火〜金曜日 9:30〜20:00、土曜日 9:30〜19:00、日曜日 9:30〜18:00
・休館日:祝日

[参考文献・サイト]
1) 日仏学院公式サイト
2) TOTO出版「建築MAP東京・2」
作成:2008/11/2 最終更新:2008/11/2
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:Canon PowerShot G3, Nikon D70
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