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東京都 INDEX
55年体制確立の舞台となった邸宅建築
DATA
■設計:岡田信一郎
■所在地:東京都文京区音羽1-7-1
■用途:住宅
■構造:RC造
■竣工:1924年(大正13年)
(※1995年大規模修復工事)
付近の地図(mapion)

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設計は様式建築の名手、岡田信一郎。鳩山一郎とは同窓生で親友の間柄だった。岡田と言えば明治生命館や歌舞伎座などの”大物”の印象が強いけども、このような住宅のプランも器用にまとめている。外観はイギリスの邸宅建築を思わせる様式(アダムススタイルというらしい)だが、関東大震災の直後であるためか構造はRC造となっている。

こういうお屋敷では必ずと言っていいくらい、施主に関連するデザインパターンがちりばめられている。「どうせハトでしょ。」と思っていたらズバリその通りで、建物各所にハトがあしらわれていた。私が見つけたのはステンドグラス(写真#9,#10,#11)、屋外のオブジェ(写真#12,#13)と柵(写真#14,#15)だが、探せばまだ見つかるかもしれない。
鳩山会館/旧鳩山一郎邸
Hatoyama Hall
政治家一族として知られる鳩山家(*1)の邸宅。東京カテドラルからも比較的近い音羽の丘の上に建つ。
鳩山一郎は総理大臣職にあった1955年に自民党を結成し「55年体制」を確立、さらに日ソ国交回復を実行しているが、この時期鳩山邸には国内外の要人が出入りし、応接室(写真#6)は政治決断の重要な舞台となった。その後1995年に修復工事を受け、現在は記念館として一般公開されている。

#1:庭園から鳩山会館を見る。

#2:エントランス

#3:サンルーム

#4:食堂

#5:食堂

#6:応接室

#7

#8

#9:エントランスのステンドグラス

#10:階段室

#11

#12

#13

#14

#15
[補注]
(*1) 鳩山家では四代政治家が続いている。和夫(衆議院議長・1856〜1911)、一郎(内閣総理大臣・1883〜1959)、威一郎(外務大臣・1918〜1993)、由紀夫(民主党幹事長・1947-)、邦夫(1948-)  由紀夫・邦夫兄弟もこの鳩山邸で育った。

[参考文献・サイト]
1) 鳩山会館 ウェブサイト
2) 雑誌「東京人」2002年1月号
3) ウィキペディア「鳩山一郎」

[行き方ガイド]
地下鉄有楽町線「護国寺」駅または「江戸川橋」駅から徒歩8分。
敷地内に急な上り坂がありますので、足腰に不安のある方はタクシーの利用をお勧めします。

[見学ガイド]
・休館日:月曜(祝日の場合は開館)
・開館時間:10:00-16:00(最終入場15:30)
・入館料:500円
※東京カテドラルや椿山荘も徒歩圏内です。
作成:2005/3/24 最終更新:2006/8/9
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:CanonPowerShotG3
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