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沖縄県 INDEX
美しい海を望む美しい水族館。
DATA
■設計:国建
■所在地:沖縄県国頭郡本部町字石川424
■用途:水族館
■竣工:2002年(平成14年)10月
■延床面積:19,199平米
■構造:RC造(一部SRC造、S造)4階
付近の地図(mapion)
海洋博公園の敷地内、伊江島を望む好立地に建てられた水族館。海洋博時に建てられた初代水族館の老朽化に伴い、隣接地に新設された。

ここの売り物は、巨大水槽「熱帯への旅大水槽」だ。大きさは37m*27m*10mで、屋内水槽としては世界第二位の規模。世界最大の魚、ジンベイザメがゆったりと泳ぐことができる。圧巻なのは幅22m高さ7mに及ぶ開口部で、アクリル板の厚さは60cmに及ぶ。
水槽に近付くと、視界いっぱいに海中の光景が広がり、本当に潜っているかのような気になる。しかも水槽脇にはカフェまであり、ジンベイザメを見ながら食事することができる(photo#2, #3, #4)。
この大水槽周辺は、疑似潜水体験をさせることに徹した設計思想が最も表れている空間と言え、デザイン面でも他の部分とは気合いの入り方が違う。この一帯だけでも見るに値するだろう。

美ら海水族館のもう一つの売り物は眺望だ。建物は崖地に建てられており、丘の上から見た高さは低く抑えられている(photo#8)。傾斜は階段状の意匠で処理されているが、これは可もなく不可もなくといったところか(photo#11)。

その他、目に付いたポイントをいくつか。
●水族館の飼育係など”裏方”を見学することを前提に施設が設計されており、毎日数回見学コースが出ている。
●90種のサンゴを飼育している「サンゴの海」(photo#7)。サンゴの大量飼育には太陽光と新鮮な海水が必要なため、本土の水族館では難しいという。



[参考文献・サイト]
1) 沖縄美ら海水族館 ウェブサイト
2) 国建 ウェブサイト

[行き方ガイド]
レンタカーの場合
那覇ICから沖縄自動車道に入り、許田ICで降りる。そこから国道58号を北上し、名護市内で国道449号へ。(トータル120分程度)
「海洋博公園」の表示に従って走ればいいので、迷うことはないと思います。

[利用ガイド]
・開館時間
 春秋 9:30-17:00(入館は16:30まで)
 夏季 9:30-18:30(入館は17:30まで)
 冬季 9:30-17:30(入館は16:30まで)

・休館日 12月第1水曜日・木曜日
・入館料 大人1800円 高校生1200円 小中学生600円


作成 :2003/10/1
最終更新 :
作成者 : makoto/arch-hiroshima
沖縄美ら海水族館
おきなわちゅらうみすいぞくかん Okinawa Churaumi Aquarium

#1:世界最大のアクリル面。ジンベイザメが泳ぐ巨大水槽は圧巻だ。

#2:大水槽。右手にカフェがある。

#3:大水槽の隣で食事ができる。凝った空間演出だ。

#4

#5

#6

#7:サンゴの海。照明に太陽光が使われるのは珍しいようだ。

#8:公園から見た高さは低く抑えられている。

#9:水族館からは伊江島が見える。

#10:崖下から見上げるとこんな感じ

#11:傾斜は階段状の意匠で処理されている。

#12:崖の上から伊江島を愛でる”海人門(ウミンチュゲート)”
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