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数寄屋風書院建築の名作
DATA
■設計:不詳
■所在地:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
■竣工時の用途:別荘
■竣工:1649年(慶安2年)
 移築:1917年(大正6年)
■付近の地図(mapion)
紀州徳川家初代の徳川頼宣(*1)の夏の別荘として、現在の和歌山県岩出市に建てられた別荘建築。実業家 原富太郎が譲り受け、自邸のある三溪園に移築された。

この臨春閣は桂離宮と並ぶ数寄屋風書院の名作と言われている。遠目から見ると、三棟を雁行配置し、水辺を囲んで視線が交錯する仕掛けがなされていることがわかる。とはいえ、数寄屋は自由な屋内空間表現にこそ特長があるので、現在の公開状態(室内に入ることはできず、外から覗き込むだけ)では残念ながら本来の魅力を味わうことは難しい。制限付きでもよいので、内観ができるようになればいいのだが…。


臨春閣(三溪園) 国指定重要文化財
Rin-shun-kaku

#1:現在は池に向いて建っているが、元々は紀ノ川に張り出していたという。

#2

#3:開口部から覗き込んで撮影。(屋内に入ることはできない)
[補注]
(*1) 徳川頼宣(とくがわよりのぶ・1602-1671)家康の十男。8代将軍吉宗の祖父に当たる。

[参考文献・サイト]
1) 三溪園ウェブサイト http://www.sankeien.or.jp/
2) ギャラリー・間(2002)「建築MAP横浜・鎌倉」TOTO出版

[行き方ガイド]
■JR「根岸」駅から市営バス(58・99・101・126系統)に乗り「本牧」バス停で下車、徒歩12分。
■JR「桜木町」駅から市営バス(8・148系統)に乗り「本牧三溪園前」バス停で下車、徒歩5分。
作成:2007/9/15 最終更新:2007/9/15
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:Nikon D70
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