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横浜に残る代表的な煉瓦建築
DATA
■設計:(意匠)福田重義、(実施)山田七五郎+佐藤四郎
■所在地:神奈川県横浜市中区本町1-6
■用途:公会堂、コミュニティセンター
■竣工:1917年(大正6年)
■規模:延床4,426m2
 (時計塔高さ34.8m)
■構造:煉瓦造(時計塔は鉄骨煉瓦造)
付近の地図(mapion)
横浜の都心エリアに建つ公会堂。明治期からこの地にあった町会所の跡地に開港50周年記念事業として建設された。

設計は横浜市初の公開コンペとして実施され、赤煉瓦と白花崗岩による「辰野式」デザインでまとめた福田重義の案が一等となった。実施設計は横浜市技師の山田七五郎らが担当し、清水組の施工で1917年に竣工した。
関東大震災(1923年)時、内装やドーム屋根は焼失したものの躯体は残り、創建時のスタッフが内装デザインをやり直して1927年に復旧工事が完了した。今残っているステンドグラスはこの時に製作されたものだ。
その後、屋根部分を当初の姿に復元することになり、1989年に完了した。

横浜には開港以来多くの煉瓦建築が建てられたが、関東大震災でほぼ全てが失われてしまった。震災後の大規模建築はRC(鉄筋コンクリート)が主体となり煉瓦が使われなくなったため、現存する煉瓦建築の存在価値は極めて高い。しかも建設当初から(進駐軍による接収期間を除くと)一貫して公会堂として使い続けており、歴史的建築の活用という意味でも理想的だ。ロビー空間などはいつでも見学可能なので、横浜散策の際には外せないスポットと言えよう。
横浜市開港記念会館 国指定重要文化財
Yokohama Memorial Hall of Port Opening
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1:交差点を強く意識した意匠 2:近景 3:メインエントランス 4:中庭にエレベーターが増設されている 5:階段室 6:ドーム下は喫煙室として利用されている 7:階段室のステンドグラス 8:エントランスホール 9:階段回り。廊下に沿って集会室が並んでいる
 写真2〜11はクリックすると拡大表示します。
[参考文献・サイト]
1) 横浜市開港記念会館公式サイト

[見学ガイド]
開館時間帯であれば基本的にいつでも見学可能。ただし使用中の部屋に入ることはできない。

[行き方ガイド]
電車の場合:みなとみらい線「日本大通り」駅から徒歩1分、 JR京浜東北線「関内」駅から徒歩8分
作成:2008/3/4 最終更新:2008/3/4 作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:Nikon D70 使用レンズ:Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
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