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鹿児島県 INDEX
鹿児島の代表的な組積造建築
DATA
■設計: 不詳
■所在地: 鹿児島県鹿児島市城山町1
■用途: 博物館(閉鎖中)
■竣工: 1883年(明治16年)
■構造: 石造
付近の地図(mapion)
本作は、まず共進会(産業博覧会)の会場として使用された後、県立興業館となった。後に商品陳列所、商工奨励館と名を変えたものの、一貫して産業振興拠点として使用されてきた(*1)。戦災により室内は全焼したが躯体は残り、戦後は博物館として使用された。寄棟屋根はおそらく戦後の復旧工事で付いたもので、オリジナルは違う姿だったと思われる。現在は耐震性に問題があるとして閉鎖され、ただ建っている状態である。
設計者は不詳だが、均整の取れたファサード、コロニアル建築の特徴である1階ベランダ、さらに建築年代も考えると外国人による設計だろう。
外観しか見学できないのは残念だが、ディテールにまで及ぶ石工たちの超絶技巧をたっぷり鑑賞したい。
鹿児島県立考古資料館
Prefectural Museum of Archaeology
尚古集成館で見事な石造建築を作り上げた鹿児島の石工たちだが、その極致ともいえる洋館が残されている。
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1:ファサード。 2-3:ベランダを彩るアーチ。手すりにも注目。 4:明らかに埋められている。昔の写真を見ると敷地手前のレベルはもっと低かったようだ。 (写真はクリックすると拡大表示します)
[補注]
(*1) 短期間ながら市庁舎として使用された時期がある。

[行き方ガイド]
市電「天文館通」電停から徒歩10分
作成:2013/1/21 最終更新:2013/1/21 作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ: Nikon D90
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