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全面解体じゃないだけマシだけども、たたずまいは寂しい。 |
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DATA |
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■設計: 曽禰中條建築事務所(当初)
■所在地: 鹿児島県鹿児島市山下町14
■用途: 資料館
■竣工: 1925年(大正14年)
■規模: 延べ5166m2(当初)
■構造: RC造、レンガ造
■付近の地図(mapion) |
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オリジナルの設計は曽禰中條建築事務所が担当した。構造はレンガの組積造とRCが併用されているが、工事中に発生した関東大震災を踏まえ、耐震性を増すよう設計変更されたという。
ファサードを見ると、シンプルな装飾、正円アーチに横ラインまで入っており、ネオルネサンスと即答できる。ただし3階は装飾がゴテゴテしてきてバロック的。階によって柱頭を変えているのも面白い(1階はドリス、2階はイオニア)。
さて、本作が全面解体されなかったのは決して悪いことではないのだが、やはり玄関だけでは頭でっかちでアンバランスだし、過去に存在していない姿に変えることを保存と呼ぶのはそもそも正しくない。配置計画も今ひとつで、広大な敷地の隅にポツンとたたずむのは何とも寂しかった。 |
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県政記念館/旧鹿児島県庁舎本館
Former Pref. Office |
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鹿児島城付近にあった県庁舎の部分保存。ウイング部分は1998年に解体され、玄関部分のみ曳家されて資料館へと改装された。 |
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1:ファサード。 2:玄関付近見上げ。 3:玄関ホール。奥を見るとアーチなしでスパンを飛ばしており、ここはRCだろう。黒っぽい柱は大理石製。 4:一部モルタルを剥いだ状態で展示されていた。 5:ポツンとたたずむのはどこか寂しい。(写真はクリックすると拡大表示します) |
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[行き方ガイド]
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市電「市役所前」電停から徒歩6分 |
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作成:2013/1/21 最終更新:2013/1/21 作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ: Nikon D90 |
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鹿児島県 INDEX |
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