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石川県 INDEX
いまどきの茶屋の表現
DATA
■設計:不詳
■所在地:石川県金沢市東山1-14-8
■用途:商業施設(飲食店)
■竣工:19世紀
■構造:木造 地上2階
付近の地図(mapion)

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お茶屋の保存事例は他にもいくつかあるが、往事の”華”が建物から失われ、茶屋遊びそのものが消えつつある現代にあっては「この建物は昔の茶屋建築です」と言われても実感が沸くことはない。

でもこの建物は少し違う。保存しながらの活用が図られており、原本の良さを消さないように注意しながら現代語訳された古典を読んでいるような感覚になる。
まぁ、実際に茶屋遊びをしてみないことには理解したことにはならないんだろうけど…。


軽く写真の説明をしておくと、まず外観(写真#2)は伝建の規制もあるので凍結保存されている。だが中に入るとすぐに朱塗りの輝く階段が目に飛び込んでくる(写真#3)。茶屋のメインは2階だから当然階段の仕上げには力が入っている。
2階は一応現役の茶屋で、定期的に「茶屋遊び体験会」が開かれているらしい。
また、現代の作家の手による襖絵や金箔織り畳が敷かれた茶室(写真#8, #9)などからも現役の茶屋が放つ”華”を感じることができる。
懐華楼 旧 越浜
Kaikaro
「ひがし茶屋街」は金沢最大規模の町家群であり観光客が絶えないエリアだ。そのメインストリートに沿って懐華楼は建っている。昭和初期まで茶屋「越濱」として使われ売りに出ていた建物を、金沢で飲食店を展開する兼見御亭グループが買収、改修し「懐華楼」として1993年に再オープンさせた。

#1
:ひがし茶屋街(重伝建) 非戦災都市の金沢といえども、これだけの規模で江戸時代の町家群が残っている箇所は他にない。

#2:外観

#3

#4

#5

#6

#7

#8:茶室

#9:金箔織り畳
[参考文献・サイト]
1) ブログ「金沢ひがし茶屋街「懐華樓」女将のひとり言 〜スタッフ奮闘記〜
2)
兼見御亭グループ ウェブサイト

[見学ガイド]
・開館時間:9:00-18:00PM
・閉館日:火曜日
・入館料:大人700円 小中高生500円
作成:2006/9/30 最終更新:2006/9/30
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:Nikon D70
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