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兵庫県 INDEX
手持ちのデザインパターンが出し惜しみ無く繰り出される。
直島と比べて食傷気味な感はあれど、安藤ファンにはこたえられないハズ。
DATA
■設計:安藤忠雄建築研究所
■所在地:兵庫県淡路市夢舞台
■用途:ホテル、会議場、店舗、温室、駐車場
■竣工:2000年
■付近の地図(mapion)
淡路夢舞台
Awaji Yumebutai
淡路島の東岸、採石場跡地の公園化とあわせて計画された施設群。建築について納得できる水準のメンテがなされているだけでなく、植物の状態も申し分なかった。(ゴールデンウィークに訪問したのが良かったのだろう)
というわけで、いつにも増して大量の写真を撮ったので、まずその写真から。
配置概要図。左から国際会議場、ホテル、百段苑、貝の浜、温室、野外劇場が並んでいる。(図中の番号は写真番号に対応)

zoomマークが付いた写真はクリックすると拡大表示します。
(※JavaScriptを使用しています)

#1:ホテルから温室方面を望む。従前の荒涼とした採石場の面影は全く感じられない。
■百段苑

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■海の教会・貝の浜 ■ホテル

#6:突き出た部分の真下がチャペル

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#9:ホテル

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■空庭 ■円形フォーラム ■海回廊

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■山回廊 ■楕円フォーラム ■水庭 ■温室

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■温室 ■野外劇場

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#23:舞台の後方に温室が見える。

#24
敷地を歩き回ると様々なシーンがこれでもかこれでもかと休む間もなく展開される。円があってガラスがあって、列柱があって、水が流れて、十字を切った教会があって…と、安藤建築に見られるあらゆるパターンがダイジェスト版のように繰り出され、空間を埋め尽くしている。どうフレーミングしても「絵になる」から写真を撮っても撮っても終わらない。
こういう空間体験は安藤ファンにとっては楽しくてしょうがないだろう。でも、私にとってはちょっと多すぎてお腹一杯。直島の方がメリハリがついて好ましいように思う。
印象の話をもう一つすると、ランドスケープが建築のおまけ程度にしか感じられなかったのはやや残念。安藤事務所がどこまでデザインを引き受けたのかは調べていないが、ランドスケープアーキテクトとの共同作業の要素がもっとあるとよりよくなったと思う。



…と、ここまでは印象レベルの話で、私と正反対の感想を持った人も多いことだろう。
一方、かなり確信を持って苦言を言えるのは、隣接する国営公園(淡路夢舞台の敷地外)の「古き悪き土木デザイン」全開のランドスケープだ。 正直、入って5秒後には「見る価値無し」と思った。やってて恥ずかしくないのだろうか…。

(※以下の写真は国営明石海峡公園のものです)

 何らの感慨もない意味不明オブジェ。
周辺を見ずに設計したか、あるいは移築?

メッセージ性に乏しく、漫然とした印象。

電光掲示板付き案内板。寒い。寒すぎる。
[参考文献・サイト]
1) 雑誌「新建築」 2000年7月号 新建築社 pp56
2) 淡路夢舞台公式サイト

[行き方ガイド]
自家用車の場合
三宮から30分、梅田からだと60分ほど。神戸淡路鳴門自動車道「淡路」ICが最寄り。
バスの場合
新神戸駅、三宮駅、舞子駅からバスを利用する。
作成:2005/5/15 最終更新:2005/5/15
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:Nikon D70
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