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料亭の面影を残す、備後地域随一の逸品。 |
日本家屋の細部についてのアカデミックな解説は私にとっては専門外なので、ここでは一見学者として感じたポイントを記したい。なお、館内の店舗以外の部分はイベント公開時を除いて無料で見学可能だ。 |
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恋しき Koishiki |
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#1:ファサード。建築基準法の関係で三階部分は使用していない。 |
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#2:裏側の駐車場から撮影。 |
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#3:エントランス |
エントランス 床材一つ一つが大きく高級品であることが伺える。やはり料亭らしくエントランス回りには力が入っているようだ。自然木の造形を活かした数寄屋風なデザインも面白い。 |
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#4:中庭 |
中庭 敷地はいわゆる「鰻の寝床」で、間口に比べて奥行きがあり、このような中庭が設けられている。 気になるのは廊下の上にある鉄製トラスの梁。多分構造材だと思うが、類例はあまり見たことがない。 |
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#5:大広間 |
大広間 2階には大広間があり、最大100人を収用できる。最盛期には連日政財界の宴が開かれていたという。修復工事を経て、通常は一般公開され、宴会場としても利用可能となっている。 |
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#6:庭園を二階から見下ろす |
庭園 建物の裏側には300坪の庭園と離れが設けられている。これほどの規模・質の庭園は普通の町家ではまず考えられない。今は無き料亭文化の片鱗を感じさせるシーンといえよう。 |
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府中の街は家具などの地場産業が健在とはいえ、それでも他都市と同様穏やかな衰退を続けている。観光地というほどでもないので、過度に観光客向けにせず地元ニーズを意識した店舗づくりをしているのは正解だろう。福山とセットで訪れてみるといいかもしれない。 | |||||||||||||
[参考文献・サイト] 1) 恋しき 公式サイト [行き方ガイド]
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