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傾斜地に家を建てるということ |
新興住宅団地の一角にある飲食店+住宅。敷地は高台の周縁部にあたり、斜面を挟んで上下に分割されている(fig#3)。確かにハウスメーカー製の住宅を建てるには都合が悪いが、逆に眺望は良く価格も割安というメリットがある。この条件に対して建築家が出した答えは、平地には手を着けず斜面上を利用するというものだった。上段の平面は駐車場とし、下段の平面は将来の増築に備えて残してある。
建物の構成はいたってシンプルだ。斜面に立てた6本の鉄骨にスラブをはめ込み、屋根を載せている(fig#3)。1階の店舗はガラスを使った軽快な造りで、テラスは空中に浮いた船のデッキをイメージさせる(船舶用照明も使われている)。
斜面地をどう安定させて建物を支持しているのか、コスト面は実際どうなのか等、興味は尽きない。残念ながら都心から距離があるので眺望のダイナミックさには欠けるが、開放感は申し分ない。
傾斜地に家を建てるということへの認識を新たにしてくれる建物だ。 |
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浮箱の家 The house of a float box |
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#1:箱をグラウンドレベルから少し持ち上げて”浮揚感”を演出している。箱から鉄骨の”足”が出ているのが分かるだろうか。 |
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#2:テラスは空中に浮いた感じ。都心が遠く夜景としての魅力が今ひとつなのは残念。 |
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作成:2005/1/3 最終更新:2005/1/11
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:Nikon D70 |
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広島県 INDEX |
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