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近代和風建築の"はしり" |
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DATA |
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■設計: 不詳
■所在地: 福島県郡山市清水台1-1-23
■用途: 仏教寺院
■竣工: 1885年?
■規模: 建築面積282平米
■構造: 木造平屋(一部二階)鉄板葺
■付近の地図(mapion) |
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郡山の市街地にある寺院。寺自体は戊辰戦争で焼失し現在地へ移転・再建しており、本作はその際の建物とされる(本堂は後年に再度焼失し1913年に再建)。確かに本堂もすばらしい出来映えなのだが、個人的にはこの庫裏(くり)に最も興味を惹かれた。
鉄板葺きの屋根は当初から反りのないストレートな形状。二階の窓の手すりはほとんど飾りで、持送りの形もいい。そして屋根の明かり取りの窓(写真#2)はあくまで機能重視。従来の和風建築をふまえつつも、その先の表現を試そうという意図が感じられる。近代和風建築の"はしり"として、もっと有名になってもいい作品だ。 |
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善導寺庫裏 国登録有形文化財
Zendo-ji |
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1:正面。二階の手すりの付け方にもセンスがある。 2:斜めから外観を眺める。屋根が直線なのは当初から。屋根に開いた明かりとりの窓にも注目。 4:持送りの造形。 (写真はクリックすると拡大表示します) |
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福島県 INDEX |
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