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複雑な二重らせんを持つ木造の大傑作は
常に庶民と共にある至高のB級建築。
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白虎隊で有名な飯盛山に残る仏堂。江戸時代に庶民の巡礼の場として建てられた。寺院自体は明治の廃仏毀釈のあおりで廃止され、本作のみが残ったという。
来訪者は内部のスロープを進みながら仏像を巡るのだが、このスロープは二重らせんになっており、上りと下りは別の道を通る。この複雑な形状を実現させた大工の発想力と技量には心底驚かされる。
一方、現地に行って実感できたのは、この建物が200年以上も庶民の娯楽に供されてきた事実だ。観光地によくある落書きも「大正○年」とあり、もはや歴史の一部。いわば本作は「至高のB級建築」であり、肩肘張らずに楽しむのが本来のスタイルといえそうだ。 |
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旧正宗寺三匝堂(会津さざえ堂) 国指定重要文化財
Sazaedo |
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1-2:付属建物が解体され全景が見やすくなった。 3:入口には唐破風の向拝が付く。二重らせんなので出口はこの反対側にある。 4:かなり急なスロープが続く。 5:頂上はこういう状態。 (写真はクリックすると拡大表示します) |
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[行き方ガイド]
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バス: 「飯盛山」「飯盛山下」バス停より徒歩10分 |
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作成:2013/6/14 最終更新:2013/6/14 作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ: Nikon D90 |
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