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フランス INDEX
RC造アパートの元祖
DATA
■設計: Auguste PERRET+Gustave PERRET+Francois HENNEBIQUE+Alexandre BIGOT (オーギュスト・ペレ+ギュスターヴ・ペレ+フランソワ・エンヌビック+アレクサンドル・ビゴ)
■所在地: 25 bis, rue Benjamin Franklin , 16e Paris (パリ16区フランクリン通り)
■用途: 集合住宅
■竣工: 1903年
パリの街の片隅に残る、おそらく世界初のRC造集合住宅。
父の建設会社を受け継ぎペレ兄弟社を興したばかりのペレ兄弟(オーギュスト、ギュスターヴ、クロード)が自ら土地を求めて建てたのが本作である。構造はエンヌビック、外装の陶製タイルはビゴが担当した。最上階はペレ自身の住居で、中間階は貸しアパート、1階はペレの事務所だった。若き日のル・コルビュジェもここで働いていたようだ。
現地に行ってみて、当時の新技術であるRC造を最大限アピールしようという意図を感じた。なにより周辺の組積造の建物と比べて明らかに窓が大きい。壁はガラスブロック積みだったり、植物的な装飾(アール・ヌーヴォーとアール・デコの中間のような印象)があしらわれていたりする一方、構造材と思われる箇所は無装飾とし、明確に差を付けている。屋上庭園があるのにも驚いた。中には入れていないが、どうなっているのだろう…。
100年以上前とは思えないほど状態は良好なので、パリ散策の時にはぜひ立ち寄ることをおすすめする。
フランクリン通りの集合住宅
Immeuble Perret

#1:ファサード(拡大)

#2:1階の様子(拡大)

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[行き方ガイド]
メトロ6・9号線「Trocadero」駅
作成:2012/9/23 最終更新:2012/9/23 撮影:2012/9/15
作成者:makoto/arch-hiroshima 使用カメラ:Nikon D90
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