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RC造アパートの元祖 |
父の建設会社を受け継ぎペレ兄弟社を興したばかりのペレ兄弟(オーギュスト、ギュスターヴ、クロード)が自ら土地を求めて建てたのが本作である。構造はエンヌビック、外装の陶製タイルはビゴが担当した。最上階はペレ自身の住居で、中間階は貸しアパート、1階はペレの事務所だった。若き日のル・コルビュジェもここで働いていたようだ。 現地に行ってみて、当時の新技術であるRC造を最大限アピールしようという意図を感じた。なにより周辺の組積造の建物と比べて明らかに窓が大きい。壁はガラスブロック積みだったり、植物的な装飾(アール・ヌーヴォーとアール・デコの中間のような印象)があしらわれていたりする一方、構造材と思われる箇所は無装飾とし、明確に差を付けている。屋上庭園があるのにも驚いた。中には入れていないが、どうなっているのだろう…。 100年以上前とは思えないほど状態は良好なので、パリ散策の時にはぜひ立ち寄ることをおすすめする。 |
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フランクリン通りの集合住宅 Immeuble Perret |
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![]() #1:ファサード(拡大) |
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![]() #2:1階の様子(拡大) |
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