厳島神社多宝塔

不詳 1523

厳島神社宝物館のすぐ脇の坂道を上がると見えてくるのがこの多宝塔。1階の平面は方形、2階は円形で、屋根はいずれも方形。そのため2階の組み物はにぎやかなことになっている(写真#2)。ディテールの見どころの一つが蟇股(かえるまた)で、厳島神社のそれとは違って装飾性が増しており、梵字が彫り込まれている(写真#3)。
また、小高い丘にあるので、厳島神社を眺めるビュースポットともなっている(写真#4)。