大麗女島の旧軍施設

不詳

#1:トンネルのほか、赤レンガの建物も見える。

呉港の入口に浮かぶのが大麗女(おおうるめ)島。港を固める要所であり、監視所や燃料庫が置かれていた。燃料庫のトンネルは戦時中に兵器工場に転用され、潜行艇が製造されていたらしい。小さな島に7本のトンネルがあるというから、ほとんど全島がくりぬかれていることになる。
残念ながら自衛隊施設となっており上陸も接近もできないが、望遠レンズがあればフェリーから撮影できる。しかし、昔の姿と比較しようにも、往時の呉では監視が非常に厳しかったためか、古写真が全く残っていない。自由にカメラを向けられること自体に平和のありがたみを感じずにはいられない。