宮の口の街並み

不詳

倉橋島からさらに先、鹿島の瀬戸内海に突き出た先端部に、宮の口集落がある。斜面地には石垣が築かれ、段々畑が広がっている。山の頂上近くまで石垣が組み上がっている風景は壮観だ。
こういった段々畑は、実は島ではごくありふれたものなのだが、その多くは耕作放棄後に樹木が成長して隠れてしまい(人間が破壊した島の自然が元に戻ったともいえるが)全貌が見えなくなっている。今となっては、こういった現役の畑は貴重な存在となっている。