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高陽ニュータウンが形成されている丘の麓に残る和洋折衷の建物。立地と古い門柱から（*1）、おそらく昭和戦前期に建てられた病棟と思われる。外観を見ると、基本的に日本化が進んだ洋館といった趣である。軒裏に板を張るのは洋館を思わせ、エントランスのポーチも洋館に由来する。一方で和瓦を葺いた屋根は明らかに和風だ。和洋折衷にも色々なスタイルがあるが、本作の場合は帝冠様式に似た印象を受ける。このあたりからも、建築年代は昭和初期頃と推定する。